退職日を迎えて

昭和55年6月に前職の東京勤務から故郷福井にUターンして今年で40年が経過し、9月8日の株主総会をもって、退職することになりました。研究所に入所して検査技師として5年、営業担当で23年、総務部門で12年が経ちました。気が付けば68歳まで長いこと働かせてもらいました。

40年を思い起こせば不思議と、トラぶった事の方が印象に残っています。夏の海域調査で漁協に依頼した船が途中でエンストし数時間漂流したこと、13キロ以上あるJRトンネル内のほぼ中間地点で夜中1時過ぎの貨物列車が通過した後にトンネル内を歩いて水質調査に行ったこと、夜中の0時過ぎに警備会社より煙探知機が作動したと呼び出しの連絡があったこと、県外の環境アセスメント24時間調査で交代時間にホテルで爆睡寝坊してデータが欠測したこと、役所の2階でぎっくり腰になり動けなかったときに役所の人におんぶして降ろしてもらったこと、そして最後は誰もが予想しなかったコロナ禍等々・・・。

あと楽しかった思い出は、毎年2班編成で行っている一泊二日又は二泊三日の北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々の研修旅行。近年、他の会社では旅行自体がなかったり、部単位で行ったりと全社で行っているのは少ないと聞きます。でも研修旅行は日頃研究所では見せない表情とかあまり知らなかった社員同士のプライベートな一面が見えて本当に楽しい思い出でした。

最後になりますが、研究所の素敵な仲間たち、いいお客さん、いい業者さんと一緒に仕事が出来たことを誇りに思い、本当にいい職場でこんなに長く働かせてもらった事を感謝しております。ありがとうございました。

追記

お客様へ

当研究所の社員は仕事柄技術系が多く、いわゆる愛想はあまり良くはありません。(昔よりは大分良くはなりましたが・・)しかし皆○○がつくほど真面目で誠実で、ご依頼された仕事に対して一生懸命に取り組みます。是非今後とも末永くご愛顧頂きますよう、よろしくお願いいたします。

西木